『新型ウイルス接触アプリcocoaとは?』質問形式でわかりやすく解説

氏名・電話番号・メールアドレスなどの個人の特定につながる情報は入力せずにスタートできます。他のスマートフォンとの近接した状態の情報は、暗号化され、ユーザーのスマホにのみ記録され、14日後に自動的に無効になります。
行政機関や第三者が接触の記録や個人の情報を利用し、収集することはありません。また、利用の同意はいつでも撤回し、アプリを削除し、記録を消去できます。
それぞれを画像で見てみましょう。
新型ウイルス接触アプリcocoaの登録の流れ(実際の画面を紹介)
新型ウイルス接触アプリcocoaは、App Storeなどでダウンロードをすることが可能です。
ただ、なぜか検索でなかなかでてこないので、URLを書いておきます。
ダウンロード画面は、こんな感じ。

ダウンロード後、このアプリでできることを教えてくれます。

Bluetoothの設定ですね。

この後、利用規約の同意などを経て、利用できるようになります。
この間、電話番号や名前の入力は不要です。
その後、自分がこのアプリに登録してある陽性者との接触の有無を知らせてくれるようになります。

ちなみに、接触があった時は、このような画面で通知されます。

新型ウイルス接触アプリcocoaの有効性は?
登録された新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触(過去14日間に、概ね1メートル以内で15分以上の近接した状態)したら通知が届くというcocoa。
考え方はとても有効性があるように聞こえますが、次の2点から私はあまり役に立たないのではないか?と感じています。
アプリの疑問点①・・・このアプリが知らせてくれる陽性者は、実際の陽性者が自分で登録をしなければいけません。わざわざ陽性者全員が、そんな親切な事をしてくれるでしょうか?
アプリの疑問点②・・・ 経済学者の依田高典・京都大学教授へのインタビュー記事によると、効果を出すには人口の6割弱がアプリをインストールすることが前提となるようです。
しかし、これは実現的にはとても困難な目標のようです。
内閣官房・情報通信技術総合戦略室の仕様書にも引用されている通り、「令和元年版情報通信白書」によると、日本のスマホ保有率は64.7%!
つまり、スマホの保有者のほぼ全員がインストールしてくれなければ、目標は達成できないという計算になります。
ふ~む。これってありえますかね??
まとめ
新型ウイルス接触アプリcocoaは、仕組みとしては有効なものと言えそう。
しかし、実際の効果という面では、人口の60%ほどの登録があることで効果が出てくるということで、登録を国民任せにしておいても登録者数が増えず効果が薄いといえますね。






